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循環器内科統括部長 岩城 卓
心臓は簡単に言うと全身に血液を送り出すポンプのような仕事をしています。止まると身体に血液が届かなくなり、組織に栄養、酸素が足りなくなって死んでしまいます。この心臓に血液を送っている血管が冠動脈です。冠動脈は心臓の表面を走行し、心筋に栄養、酸素などを供給しています。 狭心症はこの冠動脈が狭窄し、心臓に十分な血液が送れなくなるために胸が痛くなる病気です。
最近、弁膜症のCMもTVで見ますが、この病気のことご存知ですか?心臓には血液が逆流しないように部屋と部屋の間に弁というものがあります。この弁に障害が起き、本来の役割を果たせなくなった状態を「弁膜症」といいます。具体的には左房と左室の間にあるのが僧帽弁、左室と大動脈の間にあるのが大動脈弁です。この弁が硬くなり開きが悪くなったものを「狭窄症」、血液が逆流するものを「閉鎖不全症」と言います。
【どんな検査でわかるの?】
聴診器を胸にあてると、ザーザーとかシューシューと言った心雑音が聞こえます。超音波検査で障害が起きているのが僧帽弁か、大動脈弁か、また狭窄か閉鎖不全化がわかります。
【放置しても大丈夫?】
僧帽弁の場合は程度が軽ければ様子を見るだけで良いですが、程度がひどいと心不全になり、呼吸困難がどんどん悪化します。大動脈弁狭窄症の場合は確実に悪化します。放置すると突然死したりする危険な病気です。
【どんな治療をするんですか?】
悪くなった弁はよくならないので、基本的には胸を開いて弁を取り替える弁置換術を行います。しかし高齢者やリスクが高く外科手術の適応とならない患者さんもいます。大動脈弁狭窄症に関しては、そのような患者さんに対して行うTAVIというカテーテルを使って生体弁を留置する治療があります。
【息切れはないけど、弁膜症があるかどうか心配なんだけどどうしたらいいですか?】
まずは主治医に聴診してもらいましょう。心雑音があったら超音波検査を受けてください。
高脂血症(コレステロールが高い)、高血圧(血圧が高い)、喫煙者(タバコを吸っている)、糖尿病(血糖が高い)の方が狭心症になりやすく、また重複するとより危険性が高まると言われています。 狭心症はこの冠動脈が狭窄し、心臓に十分な血液が送れなくなるために胸が痛くなる病気です。
症状としては坂道を登ったり、重いものを持ったりした時に胸が絞めつけられる、押さえつけられるような痛みを訴え、休むと楽になると訴える方が多いです。
この病気が疑わしいと思われた場合には、まず負荷心電図 (運動をする前後で心電図を比較する検査)、CT等の検査を行います。これらの検査で非常に狭心症が疑わしい場合には入院して、冠動脈に直接造影剤を注入するカテーテル検査を行います。
カテーテル検査の結果で
1. 薬物療法
2. 冠動脈形成術(カテーテルを使って狭いところを広げる)
3. 冠動脈バイパス手術(胸を開いて外科治療)のどの治療が良いか判断します。
心機能が悪くなったり(心不全)、危険な不整脈が出たり(致死性不整脈)、突然死する可能性もあります。胸に痛みがあれば怖がらずに主治医に相談してみてください。
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