放射線治療科部長 阿部 達之
目的は癌の根治(完全に治す)です。
照射プランの設計図を作成するために放射線治療科でCTを撮影します。
CT撮影約1週後より照射を開始します。
照射装置はリニアックと呼ばれる外部照射装置で、当科ではELEKTA製Synergyを使用しています。
副作用
放射線治療の副作用には、急性(治療開始して2〜3週後に起こる)と遅発性(治療終了して1年から数年後に起こる)があります。
尿路系
急性の副作用としては、頻尿、残尿感、尿勢の低下があります。もともと頻尿がある方は、尿を出しやすくする薬を併用することがあります。これらの急性の副作用は、治療終了数週で元に戻ります。
遅発性の副作用としては、治療終了1年程後に3~5%の方に肉眼的血尿があります。
消化器系
急性の副作用はあまりないと考えていますが、もともと痔のある方は前処置の座薬を毎日入れる刺激で肛門痛がでるかもしれません。座薬を入れる時に薬の先を濡らしたり、ゼリーを塗ったりすることで軽減できます。
遅発性の副作用としては、治療終了1年程後に3~5%の方に血便があります。
下にIMRTの線量分布を提示します。放射線治療の設計図です。直腸の高線量部位の減らしながら、前立腺には線量が集中しています。当院について