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病院のお話・健康コラム

耳硬化症とアブミ骨手術

耳鼻咽喉科

耳鼻咽喉科医長 森下 大樹

【耳硬化症とは】

耳硬化症とは、音を鼓膜から内耳へ伝える骨(耳小骨)であるアブミ骨が硬く動かなくなり、聞こえが悪くなる病気です。症状は進行する難聴で、20~40代に難聴を自覚して、30~50代で受診するケースが多くみられます。
聴力検査やCTでこの病気が推定され、手術により診断が確定します。難聴への対処としては、補聴器の装用もしくはアブミ骨手術です。

【アブミ骨手術】

アブミ骨手術は、硬くなり動きが悪くなったアブミ骨を人工耳小骨に置き換える手術です。耳の前の皮膚を1~2cm切開し、耳の中の皮膚と鼓膜をめくってアプローチします。硬くなったアブミ骨を摘出、またはアブミ骨の底板に孔を開けて人工耳小骨に置き換えます。
全身麻酔下で行い、手術時間は2時間程度です。

アブミ骨手術の合併症には、めまいや術側の味覚低下・しびれ感がありますが、一過性で回復することが多いです。
非常に稀な合併症として、アブミ骨のはまっている前庭窓からの外リンパ液(髄液)の噴出で手術中断せざるをえない「ガッシャー(gusher)」というものがあります。この場合、めまいが出現し、聴力が悪化する恐れがあります。当科では術前CTでそのリスクを評価しています。
また、術中操作によりグラグラになったアブミ骨が内耳に落ち込んでしまうfloating footplate(めまい、聴力悪化)という合併症があります。当科では、これを防ぐためにアブミ骨になるべく衝撃が加わらないように操作ができる「炭酸ガスレーザー装置」を使用しています。

聞こえの改善については、手術直後1~2週間は今までよりも低下しますが、その後徐々に改善して術後2~3か月で安定して良く聞こえるようになります。

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