-
外来受付
AM 8:30 ~ AM 11:00
診療科により、受付時間が異なる場合がございます。
詳しくは各診療科のご案内でご確認ください。 -
休診日
土曜日・日曜日・祝日
開院記念日(7月15日に一番近い水曜日)
年末年始(12月29日~1月3日)
※ 救急は24時間365日受け付けています。 -
面会時間
面会制限中
循環器内科部長 岩城 卓
1. 心不全ってどんな病気ですか?
心臓は全身に血液を送り出すポンプとして一日中、休むことなく働いています。心不全とは、この心臓が原因で息苦しくなったり、体がむくんだりする病気です。原因は様々です。心臓の筋肉を養っている冠動脈が閉塞してしまう心筋梗塞、動脈硬化や塩分の摂り過ぎなどが原因の高血圧、逆流防止弁が障害される弁膜症、心臓の筋肉に異常が起こる心筋症、不整脈、先天的な心臓の病気などが原因となって心不全を発症します。
2. 心不全にはどのような症状が出ますか?
心不全になると、体に必要な酸素や栄養が足りなくなるので、坂道や階段で息切れがしたり、疲れやすくなります。水分が体内に貯留してくると、足の甲やすねのあたりがむくんだり、体重が1週間で2~3キロ増加したりします。息切れや足のむくみは、心不全の患者さんで頻度の多い初期症状ですので、これらの症状が出現した際には、一度当院循環器内科の受診をお勧め致します。
3. 心不全で病院にかかったらどのような検査をしますか?
心不全が疑われた場合には胸部レントゲンで肺の水分貯留を、また心電図で不整脈を評価します。超音波検査では心臓の動きが良いか悪いか、弁膜症、心筋症などがあるかないか調べます。採血では心不全で上昇するBNPを測定し、これらの結果を総合的に判断して診断します。
4. 心不全にはどのような治療法がありますか?
心不全の治療法は大きく分けてお薬を使った治療(薬物療法)と薬以外の治療(非薬物療法)があります。まずは体内に貯留した水分を減らす利尿剤や、体に水分が貯留しにくくする薬などで治療を行います。その後安定した段階で、心不全の原因となった病気に応じて適時カテーテル治療やペースメーカー治療などの非薬物療法を行います。
5. 心不全になったら何に気をつければ良いですか?
①まずお薬をちゃんと内服してください。調子が良くなるとついつい内服を忘れたり、やめてしまったりする方が多いです。薬を勝手にやめるとせっかく良くなった心臓の動きが短期間のうちに元通り悪くなってしまいます。沢山の薬を飲むのは大変だと思いますが主治医のいう通りにお薬を飲んでください。②次に塩分を取りすぎないことが大事です。塩分には体の中に水分を溜め込む作用があり、心臓に負担がかかって心不全になりやすいです。1日6g未満を目途に、塩分を取り過ぎないことを心掛けて下さい。また体重を毎日記録し、体重増加などの心不全の症状が出ていないか日々チェックするようにしましょう。③心不全の進行や再入院にならないためには運動する習慣も重要です。こちらに関してはまた別にお話しさせていただきます。
心不全は良くなったり悪くなったりを繰り返しながら経過する病気です。上手に付きあっていきましょう。
サイトマップはこちら
外来受付
AM 8:30 ~ AM 11:00
診療科により、受付時間が異なる場合がございます。
詳しくは各診療科のご案内でご確認ください。
休診日
土曜日・日曜日・祝日
開院記念日(7月15日に一番近い水曜日)
年末年始(12月29日~1月3日)
※ 救急は24時間365日受け付けています。
面会時間
面会制限中