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病院のお話・健康コラム

ペースメーカ

循環器内科

循環器内科 医長 大島 祐太郎

ペースメーカ


みなさんは、ペースメーカという医療機器をご存知でしょうか?

これは心臓のリズムをサポートするための小さな装置で、特に心拍数が異常に遅い「徐脈」という状態の方にとって非常に有効です。

心臓は私たちの身体にとって欠かせない臓器で、電気的な刺激によって規則的に収縮します。ところが、さまざまな理由でこのリズムが乱れることがあります。ペースメーカーは、このリズムの乱れを感知し、必要に応じて心臓に電気的な刺激を与えてリズムを正常化する役割を果たします。

医療技術の進歩に伴い、従来のペースメーカーに必要だった導線が不要なタイプも登場してきました。これにより、身体への負担がさらに減少し、手術もよりシンプルになりました。導線が必要なペースメーカーも、導線のないタイプも、手術は入院を伴いますが、局所麻酔のもとで約1時間程度で完了する比較的負担の少ないものです。

「私には関係ない」と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、心疾患は突然の発症も少なくありません。例えば、血圧測定時に脈拍が30〜40程度であったり、脈が遅くて息切れを感じるようになった場合は、徐脈の可能性が考えられます。

当院のスタッフは、ペースメーカーに関する疑問や心配事に対して、丁寧にサポートさせていただきます。体調に変化を感じたり、ペースメーカーに関する不明点や疑問が生じた際は、いつでもご相談ください。

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