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病院のお話・健康コラム

乳がんってどうやって見つかるのでしょう

乳腺甲状腺外科

乳腺甲状腺外科部長 俵矢 香苗

乳がんってどうやって見つかるのでしょう。「乳がんは触ってわかるがんだから、自分で触ってみて何かあったら病院に行くのでしょ」とか「検診を受けて引っかかって見つかる」などの声が聞こえてきます。二つとも正解なのですが、どんなタイミングでどのようなやり方で行えばいいのか正確に知っている方は意外に少ないと思います。自分で触れてみることも検診も乳がんを見つけるためには大事な方法ですが正しいやり方とタイミングで行わないとかえって乳がんを見つける妨げになってしまうことがあります。この機会に正しい方法について学んでみましょう。

 まずはご自身の乳房に触れてみましょう。女性はもちろんのこと男性にもおすすめします。お風呂に入ったときや、寝床に入って横になった時などに乳房に手をやってみてください。また鏡で乳房をうつして観察してみてください。乳房は普段通りですか、いつもと違うところはないですか?しこりを見つけるというより普段通りか確かめるという気持ちで触ってみたらいいと思います。そのために普段を知っておくことが必要です。時々自分の乳房に触れてみることを毎日の生活習慣に取り入れてみてください。何か見つけたら乳腺外来を受診して下さい。何にも症状がなかったら検診を受けましょう。それでは検診はどんな方におすすめできるのでしょう。乳がん検診は「40歳以上の女性、2年に一回、マンモグラフィ検査」が基本です。マンモグラフィ検診は39歳以下の方や男性には特別な場合以外はおすすめしません。マンモグラフィ検診はお住まいの自治体の乳がん検診、職場や健保組合の検診、人間ドックなどで受診できます。検診で「要精密検査」と判定されたら必ず乳腺外来に診察に来てください。

 正しい知識を持って時々乳房を気にする生活習慣を持つことを「ブレストアウエアネス」と呼んでいます。ブレストアウエネスは乳がんから命を守るために大切なことです。この機会に詳しく学んでみましょう。

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