耳鼻咽喉科 医長 髙田 顕太郎
<難聴者は認知症のリスクがあがる!>
・近年の研究で、難聴のために①他人との会話が億劫になり、
コミュニケーションが減る、②聴くことに脳を消費してしまうといった、
2つの点で認知機能低下につながると指摘されています。1)
<補聴器の使用で認知症の進行を抑えられる!>
・2023年に海外の研究で、70~84歳の認知症リスクの高い難聴者が補聴器を使った群
と使わなかった群を3年後に比較した報告がされました。補聴器使用によって、48%で
認知機能低下が抑制されたという結果でした。2)
<補聴器ってどうやってつける?>
まずは補聴器相談医のいる耳鼻咽喉科で聴力検査、
必要なら語音明瞭度検査(言葉の聞き取りテスト)を行います。
補聴器の必要性、聴覚障害に相当するか等を判断し、必要なら診療情報提供書を発行します。
(★当院は語音明瞭度検査や、補聴器相談医による診療情報提供書の発行が可能です)
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補聴器販売店で試聴。(認定補聴器技能者のいる認定補聴器専門店を推奨。)
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補聴器販売店で購入。(認定補聴器専門店ならば、診療情報提供書で医療費控除が申請できます。)
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購入後も補聴器販売店で調整。
【参考文献】
1)日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会ホームページ
https://owned.jibika.or.jp/hearinglossanddementia
2)Frank R Lin et al. Hearing intervention versus
health education control to reduce cognitive decline
in older adults with hearing loss in the USA (ACHIEVE):
a multicentre, randomised controlled trial.
Lancet. 2023;402(10404):786-797
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