白内障とは?見えにくさの原因と治療法について
白内障とは?見えにくさの原因と治療法について
年齢とともに「目がかすむ」「視界がぼやける」「明るい場所でまぶしく感じる」といった症状が気になってきた方はいらっしゃいませんか? その症状、白内障が原因かもしれません。
■白内障とは?
白内障は、目の中の水晶体(レンズの役割をする部分)が濁ってくる病気です。水晶体は本来透明で、光を通して網膜にピントを合わせる役割がありますが、加齢などが原因でだんだんと白く濁ってくると、視界がぼやけたり、光がまぶしく感じられたりします。
■白内障の主な原因
最も多いのは加齢によるもので、60代以上の方の多くに何らかの白内障の兆候が見られます。その他、糖尿病、外傷、ステロイドの長期使用、先天性のものなどが原因になることもあります。
■症状の進行と生活への影響
白内障はゆっくりと進行するため、初期には気づきにくいこともあります。読書や運転、テレビ視聴など、日常生活に支障を感じるようになってくると、治療が検討されます。
■治療について
進行して視力に大きな影響が出てきた場合には、手術による治療が一般的です。白く濁った水晶体を取り除き、代わりに人工の眼内レンズを挿入する手術で、多くの方が安全に受けることができます。当院では、白内障手術を1泊2日の入院で行っております。術前・術後の経過をしっかりと観察し、安心して手術を受けていただける体制を整えております。
■気になることがあれば早めの受診を
「歳だから仕方ない」と思いがちですが、白内障は適切なタイミングで治療することで、生活の質(QOL)を大きく改善することが可能です。見え方に不安を感じたら、無理せず眼科を受診してみてください。