当院呼吸器センターはそれまでの胸部・心臓血管外科で行っていた呼吸器外科診療と内科という括りの中で行っていた呼吸器内科診療を「呼吸器」という臓器別診療の流れにいち早く乗って2017年4月に発足し、2018年9月から新棟完成に伴い外来と病棟を共有し診療を行っております。センター化のメリットは患者様ならびに我々医療側の両者にとって甚大です。それまで以上に呼吸器外科と呼吸器内科が垣根を低く、密に連携することによってお互いの強みを活かしつつ、限られたマンパワーで最良の診療を行うことが可能になりました。一つ例を挙げると肺癌の治療成績は近年飛躍的に伸びましたが、その理由の一つが薬物療法の進歩であります。個々の癌組織を調べることによってその人によってどの薬が合うのかがわかるようになり、術前もしくは術後に薬物療法を併用する補助療法も今では一般的に行われております。もちろん手術単独や薬物療法単独の方もいますが、外科診療と内科診療を今まで以上にセットで行うことが多くなりました。我々は常にコミュニケーションをとり一つのチームとして呼吸器診療を行っております。
診療科・部門