当科では、慢性腎臓病(CKD)の診断や治療はもちろんのこと、血液透析や腹膜透析などの血液浄化療法、ICU(集中治療室)での急性血液浄化、急性腎障害やネフローゼ症候群の診断・治療まで幅広く対応しています。
CKDはeGFRが60未満になった状態で診断され、eGFRは加齢とともに徐々に低下し、15未満になると透析が必要となることがあります。早期の診断と治療がとても大切ですので、健康診断やかかりつけ医での採血でeGFRの低下を指摘された場合はもちろん、尿検査で尿蛋白や尿潜血を認めた場合にも、できるだけ早めに当院腎臓内科を受診されることをおすすめします。
透析が必要と判断された際には、腎不全療法選択外来にて患者さんとご家族に丁寧な情報提供を行い、ご希望に沿った最適な治療法を一緒に考えてまいります。当院では血液透析・腹膜透析のいずれにも対応しており、患者さんにとって安心できる医療環境を整えています。
また、血液透析に必要な内シャントの狭窄(血流の悪くなる状態)にも対応しており、腎臓内科でシャントPTA(経皮的血管形成術)を実施しています。透析治療中の合併症にも迅速に対応できる体制を整えていますので、ご安心ください。
さらに、透析を行わない選択肢であるCKM(Conservative kidney management:保存的腎臓療法)にも対応しており、年齢や全身状態、ご本人のご希望をふまえて、生活の質を大切にしたケアを提供しています。CKMでは入院での対応も可能で、症状のコントロールや必要な支援を医療スタッフが連携して行います。さらに、身体や心のつらさをやわらげるために緩和ケアチームとも協力し、痛みや不安への対応を行っています。なお、病状やご家庭の状況によって長期間の入院が必要になる場合には、他の医療機関や療養施設への転院をご相談させていただくこともありますので、あらかじめご理解いただけますようお願いいたします。
日本腎臓学会研修施設
日本透析医学会認定施設
日本高血圧学会認定研修施設
日本腎臓財団 J-DOPPS研究参加施設
慢性腎臓病
急性腎障害
血液透析導入・腹膜透析導入
透析療法中の合併症(バスキュラーアクセス不全を含む)
慢性腎炎(IgA腎症など)
ネフローゼ症候群
急速進行性糸球体腎炎
多発性嚢胞腎
電解質異常
高血圧症
高血圧緊急症
腎生検
動静脈内シャント造設術、動脈表在化術、長期留置カテーテル留置術
腹膜透析カテーテル挿入術、出口部変更術
透析シャント拡張術(シャントPTA)
血液透析(オンラインHDFを含む)
アフェレシス治療(血漿交換、エンドトキシン吸着、GCAP、CARTなど)
集中治療室での持続透析(CHDF)
腹膜透析外来
腎代替療法選択外来
項目 | 2023年度 | 2022年度 | 2021年度 |
---|---|---|---|
血液透析導入 | 43件 | 63件 | 50件 |
腹膜透析導入 | 8件 | 7件 | 6件 |
腎生検 | 40件 | 19件 | 21件 |
手術(シャント造設、腹膜透析カテーテル留置など) | 84件 | 98件 | 91件 |
透析シャント拡張術(シャントPTA) | 81件 | 52件 | 35件 |
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | ||
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午前 | 初診 | 野崎 有沙 | 押川 仁 國井 綾奈 | 押川 仁 小林 大志 | 千葉 恭司 | 押川 仁 天部 一貴 |
再診 | 千葉 恭司 | 押川 仁 | 押川 仁 | 千葉 恭司 野崎 有沙 | 押川 仁 | |
午後 | 再診 | 小林 大志 | - | 押川 仁 國井 綾奈 | - | 押川 仁 |
腎臓内科一般、透析療法(血液透析・腹膜透析)、高血圧
日本内科学会認定内科医・総合内科専門医・指導医
日本腎臓学会認定腎臓専門医・指導医
日本透析医学会認定透析専門医・指導医
日本高血圧学会認定高血圧専門医・指導医
日本医師会認定産業医
身体障害者福祉法(腎臓機能障害)指定医
日本内科学会認定JMECCインストラクター
日本救急医学会認定ICLSディレクター
腎代替療法専門指導士
医学博士
横浜市立大学医学部臨床准教授
腎臓内科一般、透析療法、ブラッドアクセス、栄養療法
日本内科学会認定内科医・総合内科専門医・指導医
日本腎臓学会専門医・指導医
日本透析医学会専門医・指導医
日本腹膜透析医学会認定医
身体障害者福祉法(腎臓機能障害)指定医
透析バスキュラーアクセスインターベンション治療医学会 VAIVT認定専門医
腎臓内科一般、ブラッドアクセス
日本内科学会認定内科医
日本腎臓学会専門医
医員
医員
医員
診療科・部門