去る9月25日(木)に栄公会堂で第34回市民公開講座(栄区医師会共催)が開催され、当院医師3名による講演が行われました。当日の参加者は231名となり、コロナ禍による中断・再開後では最多となりました。
演題1題目は、形成外科岩瀨医師による「お顔のアンチエイジング ~しみ・いぼ・ほくろ~」でした。年齢を重ねるごとに進む肌の老化ですが、最近は女性だけでなく男性も多く外来に訪れるそうです。気になるしみのレーザー治療は、治療時期もポイントとなります。夏の紫外線の強い時期には照射部位がかえって黒ずんでしまうため、治療を受けるなら10月から3月がおすすめとのことです。
2題目は、循環器内科野末医師による「コレステロールが高いと言われたら?~あなたの動脈硬化は大丈夫?~」でした。動脈硬化そして遺伝子異常によって起こる家族性高コレステロール血症(FH)についてお話がありました。当院では、今年8月から14の原発性脂質異常症の遺伝子解析が可能となり、FHの遺伝学的診断ができるようになりました。また、野末医師による「コレステロール動脈硬化外来」が毎週金曜日の午前に開設されています。
3題目は、脳神経外科野村医師による「脳卒中~予防から最新の治療まで~」でした。脳卒中は発症した場合、できるだけ早く治療を開始することが重要です。当院では365日24時間、脳卒中専門の医師が院内に待機し、救急対応を行える体制が整っています。治療のゴールデンタイムを逃さないよう、疑ったら一刻も早く受診することの大切さを強調されていました。
参加されたみなさんは、ときに笑いや驚きの声もあがりつつ、真剣な眼差しで話に聞き入っていらっしゃいました。講演後の講師への直接質問タイムも好評でした。
気になる症状があったり、受診を希望される方は当院各科までご相談ください。
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