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もの忘れ検診を受けましょう

認知症''とは、記憶障害やそれ以外の認知機能障害、つまり判断力の障害や実行機能障害が認められ、それらの障害によって日常の社会生活や対人関係に支障を来たし、病因として脳の器質性病変の存在が確認あるいは推定される疾患群です。

だんだんと、以前は出来ていたことが出来なくなって、日常生活・社会生活に支障がでてくるのが特徴です。

記憶障害の例：ついさっきのことを覚えていない。ついさっき言われたことを忘れる。物をどこに置いたか覚えておらず探し物が多くなった。等

判断力の障害例：ごみを出す日がわからない。日付が曖昧。季節にそぐわない服を着る。同じものを沢山買ってきてしまう。詐欺に引っかかってしまう。等

実行機能障害の例：料理の手順がわからない。洗濯しながら掃除することが出来ない。公共交通機関を使って出かけられない。

認知症の原因疾患として、一番多いのがアルツハイマー病です。ほかに血管性認知症（多発脳梗塞や動脈硬化による多発虚血性変化が原因）やレビー小体型認知症（幻視（虫が見える、誰もいないのに誰かいるような気がする等）が特徴）が次いで多いです。

横浜市では認知症の早期発見と早期対応を進めるため、市内にお住まいの50歳以上の方を対象に、もの忘れ検診（認知症の簡易検査）を無料で実施しております。もの忘れ検診は市内医療機関で年度内に１回受けられます。

脳の異常はMRI画像検査だけでは早期発見ができません。もの忘れ検診もぜひ受けるようにしてください。